肌のトラブルは深刻になるほど、自宅でのケアだけで改善するのは難しくなります。そんな時は、美容皮膚科での美容医療が効果を発揮します。美容医療は、まだ日本では歴史が浅いものの、ニーズは高いため、これからますます必要とされる医療分野です。皮膚科では、湿疹や水虫、アトピーなどを治療したり、ほくろやいぼを取り除く治療が行われていますが、美容皮膚科では、肌をいかに美しくするかということに重きが置かれているので、美しい肌をつくるための治療が行われます。
肌をきれいにすると言うと、エステも選択肢に入るかもしれませんが、美容皮膚科では、エステでは行うことができない医師による治療を受けることができるのが、大きな特長です。その治療法は、ヒアルロン酸やボツリヌスなどの注射、ケミカルピーリング、レーザー、ビタミンCイオン導入など多岐にわたり、日々新しい技術が開発されています。また、オリジナルのドクターズコスメを開発・販売するなど、治療だけにとどまらず、幅広いスキンケアを提供している美容皮膚科もあります。美容医療が医療機関で受ける他の医療と大きく異なるのは、治療費です。
皮膚科では健康保険が適用されますが、美容皮膚科で受ける美容治療は、基本的には健康保険の適用外となるため、多くの場合、治療費が高くなります。また、カウンセリング料や初診料も別途加算されることもあるため、金額的な負担は大きくなります。ですが、信頼できるクリニックで治療を受けることが大切なので、美容治療を受けることを決めたら、複数のクリニックでカウンセリングを受けるようにしましょう。